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Italgrani社の
デマンドレスポンス事例

デマンドレスポンスをESGの取り組みの一環として活用したItalgrani社を支援

課題・目標

Italgrani USA社は、北米最大のデュラム小麦・セモリナ粉の製粉企業です。北米全土からデュラム小麦を買い付け、セントルイスに集めて製粉し、高品質のパスタ原料となるセモリナ粉を製造しています。同社社長のJames Meyer氏は、「当社は、冷凍食品からレストランまで、皆さまがパスタと聞いて思いつく企業さまのほとんどと取引をしています」と語っています。

 

 Italgrani USA社は、最近、環境・社会・ガバナンス(一般にESGと呼ばれる)分野への取り組みに本格的に動き出しました。そして、この新しい取り組みにデマンドレスポンスを利用できないかと考えました。

エネルエックスの提案したソリューション

デマンドレスポンス(DR)プログラムは、電力の需給がひっ迫している際に需要を削減することに同意した大口需要家に対して、報酬を支払うプログラムです。Meyer氏は、「この報酬は嬉しいですが、ESGの観点からもメリットがあります」と説明します。

お客様のメリット

  1. 従業員の意識が変化
    Meyer氏によると「エネルエックスのデマンドレスポンスプログラムに参加することで、従業員の意識が変わりました。エネルエックスからの報酬が、当社のESG活動への投資のきっかけを作ったと言えます。」
     
  2. デマンドレスポンスから得た報酬をESGの取り組みに還元
    デマンドレスポンスプログラムへ参加することによって得られた報酬は、間接的に他のESGの取り組みに役立つようになりました。例えば、無駄な電力消費を抑えるためにオフィス内にオートライトを設置したり、配送後に生じる食材を再利用する新しいプログラムを立ち上げたりしました。
    「当社の製品の多くは貨物列車で輸送されますが、空の貨物列車が施設に戻ってくると、貨車の底に製品が残っていることがあります」とMeyer氏は言います。「以前は埋め立て処分していましたが、今は再利用しています。これは、私たちのESGの取り組みの一部となっています。」
     
  3. 生産活動の中断は最小限にとどめながらデマンドレスポンスに参加が可能
    事前に発動の可能性を把握しているため、デマンドレスポンスに参加しても通常の業務に大きな支障をきたしたことはない、とMeyer氏は言います。
    「カギとなるのは、エネルエックスからの事前通知です。気温が最も高いときに電力需要が最も高くなることも熟知しているので、いつ発動の連絡が入るかはある程度予測できています。発動はたいてい平日の数時間なので、問題なく対応ができています。」

お客様情報

Italgrani USA社

Italgrani USA社は北米最大のデュラム小麦・セモリナ粉の製粉企業です。また、ノースダコタ州ではカントリーエレベーターを、ミネソタ州では穀物の総合商社を営んでいます。

注:この事例は、アメリカでのEnel XとItalgrani社との契約に基づいています。日本では、エネルエックス・ジャパンがカスタマイズした製品やサービスを日本のお客さまに提供し、電力消費量(料金)の削減、新たな収益源の獲得、カーボンニュートラルに関する目標の達成をサポートしています。詳細については、こちらよりお問い合わせください。