ジレットスタジアムのエネルギー戦略を支援

ジレットスタジアムは、持続可能をミッションのひとつとしています。そのミッションを実現するために、すべての人にとって公平で、公正で、衡平で、参加しやすい方法を取りたいと考えています。最終的な目標は、オフグリッド_(注1)となることです。

_{注）オフグリッドとは、公共設備に依存しない自給自足のビジネスを指します。つまり、自分たちで必要な資源を生み出し、利用することで、独立を実現することを意味します。}

エネルエックスはデマンドレスポンスプログラムへの参加を提案し、ジレットスタジアムはエネルエックスからの発動がある際に消費電力を減らすことで 収益を得ることができるようになりました。

また、GHG排出量算出ソリューションも導入し、エネルギーを効率的に管理できるようにしました。

ジレットスタジアムの担当者は、エネルエックスと緊密に連携し、デマンドレスポンスによる収益を最大化するための最適な戦略を立てました。

同スタジアムのエネルギー削減計画には、次のようなものがあります。

• スタジアムの一部のエリアで冷房装置を停止
  
• 不要な照明設備を消灯
• 水冷チラーの使用率削減

ジレットスタジアム社は、エネルエックスと提携し、スタジアムとスタジアム周辺のショッピングセンターであるパトリオット・プレイスにまたがる80軒以上の電気料金請求書を統合し、毎月管理をすることにしました。

エネルエックスのGHG排出量算定ソリューションとは

1. 電気料金の請求データの収集と処理を自動化し、手入力の手間を省く
2. 施設レベルおよび地域レベルの電力コスト要因を可視化し、項目ごとに詳細なレポートを提供
3. 商業ビルのエネルギー効率を評価する米国環境保護庁のプログラムに、データを自動的に収集、フォーマットし、アップロード

• 複数のデマンドレスポンスプログラムに参加したことによる収益は、2017年以降10万ドル以上になりました。
• 2019年以降、ジレットスタジアムで基本的に必要な電力を十分に発電できるようになりました。
• 適切なエネルギー使用の削減計画を立てることにより、年間を通じて電力の需要が最も高くなる時間帯のスタジアムのピーク電力使用量に基づいて計算される電気料金が大幅に削減できるようになりました。同時に需要のピークを緩和することができるようになりました。
• GHG排出量算出ソリューションで光熱費の支払手続きを合理化することで、コストを削減することができました。

ジレットスタジアム社　(Gillette Stadium)

ジレットスタジアム社は、2002年にボストン近郊に建設された176,515m2、65,878席のスポーツ・エンターテイメントイベント用スタジアムで、ニューイングランドの伝統と地域文化に彩られたスタジアムです。 エネルプラザからスタジアムに入るゲストを、様式化された灯台と橋が出迎え、特徴的なサイトを作り上げています。