Open Data(オープンデータ)とは、誰でも自由にアクセスできるデータのことです。エネルエックスは、このデータを単なる情報としてではなく、価値あるものにし、サーキュラーシティーが構築できるような情報へ転換しようと試みています。
その一つとして、データから都市の持続可能な進化を支援するための有用な指標の提供を、イタリアで開始しました。指標は、公共情報源から収集されたOpen Dataから算出され、科学的に検証されたもので、イタリアの全自治体を対象とした最大限の網羅性と一貫性を保証し、インフラ、モビリティ、サービスに関する客観的な情報に基づいて、自治体が都市開発を計画するための有効なツールとなります。
また、オープンデータだけでなく、コネクテッド・デバイス、設置されたエネルックスのソリューション、そしてその他のビッグ・データなど、膨大な情報(すべて、個人情報保護法に完全に準拠)を統合し分析する自治体向けプラットフォーム、City Analyticsを開発しました。
City Analyticsを活用し、デジタル地図の専門企業であるHERE Technologies社と提携して作成したMobility Mapはスペイン、イタリア、ブラジルで市民に無料で公開しており、コロナ禍のパンデミック中、パンデミックからの回復期に力を発揮しました。