/apps/enel-x-digital-ecosystem/templates/page-press

Skip to Content
Produce

AWG社の
デマンドレスポンス事例

繊細な生鮮食料品を扱う冷蔵倉庫でのデマンドレスポンスを支援

課題・目標

Associated Wholesale Grocers(AWG)社は、当初、デマンドレスポンス(DR)に参加することは不可能だと考えていました。AWGのナッシュビル事業部のFacilities managerである Benny Phillips氏は、「DRのことはよく聞いていて、そのアイデアはとても良いなと思っていました」と振り返ります。「しかし、当社はバナナのような温度にとても敏感な商品を保管していたため、リスクが高すぎると思ったのです。」

エネルエックスの提案したソリューション

エネルエックスのサポートを得てPhillips氏と他のメンバーが電力の利用状況を調べてみたところ、当初思っていたよりフレキシブルであることが分かりました。温度データの分析では、長い間低温状態が保たれている冷蔵倉庫は、多少温度設定を上げたとしても、何時間も低温状態を保つことができることが分かったのです。AWGは、生協の組合員向けに保管する多様な商品の品質や業務に影響を与えることなく、広大な冷蔵倉庫の温度設定値を約3度上げてデマンドレスポンスの発動に対応するようになりました。

 

また、フォークリフトのバッテリーはオフピーク時に充電するようになりました。

 

 

「当社にとって、DRは実に簡単なことだと分かりました。」とPhillips氏は言います。発動中に電力消費量と温度を注意深くモニターし、終了後は冷蔵室の設定をリセットするだけです。保管する商品に影響を与えることなく参加することができ、温度は数分で元通りになることが分かりました。」

お客様のメリット

AWGは、デマンドレスポンスを、大きな変更を加えることなく、また、農産物やその他の貯蔵品を危険にさらすことなく、収益を得る方法と捉えています。年間の報酬は、約25,000ドルにもなっています。「デマンドレスポンスからの収益は、私たちに大きな変化をもたらします。生協としては、節約すればするほど、その分を組合員に還元することができるのです。」とPhillips氏は言います。DRで得た資金は、直接一般設備資金に投入され、他のコスト削減のための費用に充てることができます。

「エネルエックスとの取り組みは、本当に素晴らしいものでした。導入プロセス全体において、よくやってくれました。当社の従業員と上手く連携してくれました。急かすこともありませんでした。そして、満足度を常に高いレベルに保ってくれました。」

 

AWGは、発動の通知など、エネルエックスからの適切なコミュニケーションを受け取っています。「事前に十分な説明をしてくれるので、保管している製品の品質を確保し、リスクを低減するために必要なことをすべて行うことができます」とPhilips氏は続けます。

 

AWGは住宅地の一角に位置し、地域社会で最大の電力消費者です。「DRに参加することで、自社を守りつつ、地域社会の料金抑制にも貢献できるのは嬉しいことです。」

お客様情報

Associated Wholesale Grocers (AWG)社

AWG社は、複数の州に展開するアメリカ最大の食品卸売業者です。テネシー州の倉庫は、300以上の生協組合の組合員に食料品を保管・配送するナッシュビルのハブとして機能しています。AWGの施設は巨大で、50万平方フィート以上の乾燥倉庫と25万平方フィート以上の冷蔵倉庫を備えています。多くの商品はわずかな温度変化にしか耐えられないため、AWGは施設の温度を注意深くモニターしています。

注:この事例は、アメリカでのEnel XとAWG社との契約に基づいています。日本では、エネルエックス・ジャパンがカスタマイズした製品やサービスを日本のお客さまに提供し、電力消費量(料金)の削減、新たな収益源の獲得、カーボンニュートラルに関する目標の達成をサポートしています。詳細については、お問い合わせください。